admin⇒

うるとらばいおれっと

 | ~home~ | 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

旅に出た! 三日目

 WEB拍手でのコメントありがとうございます。

 それでまた気づいたのですが、コメント欄がまた無効になってる。ちゃんと設定しないと、初期状態では無効らしい。気をつけます。
 あと撮った写真も、実は高画質設定で撮ったものがたくさんあるんですが、どうもアップロードできないらしいです。残念。

 では、問題の三日目です。
 
 
 三日目の8月27日。
 御嶽山の旅館に空きがあり、ラッキーと思って予約する。
 御嶽山はどんなところかまったく知らないが、まあ今日もゆっくり読書でもしようと思ったが、一度も読書できない過酷な一日が待っていた。
 
 まず、前日から宿泊していた旅館を10時にチェックアウトする。次のチェックインはまた15時だから5時間もある。
 散歩して、読書して、大自然の中ゆっくり過ごすことにする。
 御嶽山には御嶽駅からケーブルカー行きのバスが出ており、ケーブルカーにて山を登る。
 その前に渓谷沿いを散歩。
 
 100827_0944~01 100827_0944~02


 
「御嶽駅」→「ケーブルカー」→「御嶽山」の順。山登りをする気はなかったのでケーブルカーに乗るつもりでいたものの、「御嶽駅」→「ケーブルカー」の間は散歩がてら歩こうと思った。距離にして三キロくらい。ジョギングで十キロくらい走っているので、まあたいしたことは無いだろう。

 そう思ったがしかし!

 最初に一キロは緩やかな登り坂。そこまでは良かった。途中から山道に突入し、傾斜15度の上り坂に! 傾斜15度ってピンとこないだろうけど、結構な傾斜なんです。
 息なんかぜいぜい乱れ、心臓が破裂しそうになる。絶え間なく流れ出る汗。足なんて上がらなくなる。
 百メートルほど進んでは、呼吸を整えるために休憩し、疲労に感覚のなくなってくる太ももをマッサージする。
 初めての道。どこがケーブルカー駅のある目的地なのかも分からない。まだか、まだかと思いながら坂を上り続ける。
 息が切れ、太もも、ふくらはぎの筋肉が悲鳴を上げ、強烈な太陽の日差しと高い気温に燻される。喉がからから。なめてたので飲み物なんて買ってない。道中に自動販売機などという気の利いたものもなく、もちろん売店などもない。

 たかが三キロ。とんでもない! 死にそうである。こんな苦しい思いをするためにやってきたのではない!
 気が遠くなりながら地道に登り続けること一時間弱。バス停が見えてきた。バス停を越えればケーブルカー駅である。
 弱った体を叱咤激励するかのような、ケーブルカーの発射ベルが聞こえる。
 やっとついた! 足なんてもうがくがく。
 そのころ、ケーブルカー駅にはバスでやってきた人たちが乗車待ちの列を作っている。この中でここまで歩いてきた愚か者は一人だけ。

 100828_1328~01


 写真は帰りに撮ったもの。便利なもので、SUICA、PASMOがあればケーブルカーに乗れる。それはバスも同様。カード一枚で切符買う手間は全て省けてしまうのが便利。
 やってくるのに必死で、写真を一枚も撮っていないし、景色も楽しむ余裕も無かったが、とりあえずケーブルカーに乗ってほっと一息。ケーブルカーはそれほど大きくないので、ほとんどの人は立ち乗りとなる。
 ケーブルカーで急斜面を登っていくこと6分。御嶽山駅に到着。写真は帰りに撮影したもの。
 
 100828_1318~01 100828_1311~02


 
 ちょっと座りたい。近くのガンガンに冷房の効いた喫茶店で水分を摂りながらほっと一息。やれやれ、えらい目にあった。着ていた服は、滝行をしてきたように汗でびしょびしょ。
 
 15分ぐらい休憩して、とりあえず旅館の近くまで行こう。近くでゆっくり出来るような場所を見つけて、読書にふけろう。そう思った。ちなみにもっていった本は綾辻行人さんの「霧越邸殺人事件」。
 
 駅前から続くアプローチはこんな感じ。
 
 100828_1314~01 100827_1155~01


 
 緩やかな下り坂。舗装された小径。片側には山。片側には高所から眺める広大な山々の風景。
 気温も少しだけ低くなり、森からの冷たい風に癒されながら歩く。良かった。ケーブカー駅まで通ってきた道とは大違い。このまま旅館へ続くのだろう。そんな希望的観測は脆くも打ち破られる。
 ケーブルカー駅までの上り坂などかわいいとすら思えるくらいの急勾配が次々に目の前に現れる。ただでさえ、そぎ落とされた体力。この急勾配の坂を乗り越えなければ、旅館にたどり着くことは出来ないのだ!
 
 100827_1212~01

 
 上記は坂の上からの写真。写真からは良く分からないのが悔しい。もはや坂は壁のように見えるほど傾斜がきつい。再び滝のような汗を掻き、肺が乾燥して萎縮するのではないかと思うほど乱れる呼吸。バクバクの心臓。
 まったく、修行に来たんじゃないんだから!
 ほかにもたくさんご老人の観光客がいるが、結構平気な顔して登っていきやがる。しかもニコニコ会話しながら。その横でぜいぜい息を切らせながら、亡者のように坂を登る。
 また、気の遠くなるような思い。目的地はまだか。まだ続くのかこの坂は。うんざりしながらたどり着いたのは御嶽神社の参道に連なるお土産屋。
 写真を撮り忘れたが、ググればでてきます。
 
 とりあえず水をくれ! と立ち寄ったお土産屋さんで休憩。若女将サンなのか、綺麗なお姉さんとおしゃべり。帰りのお土産はここの店で買うことを決心しながら、とりあえず再出発。
 商店街を抜けると、御嶽神社発見。
 
 100827_1405~02

 
 旅館はどこだ? この先かな? と手水舎で手や口を清めてから階段を登り始める。しかし、見えていたのは神社の入り口に過ぎなかった!
 一体何段あるんだという階段を登る。

 100827_1304~01

 
 まだ登る。息切れ切れ。こんなにきついとは。このままでは熱中症で倒れる!
 
 100827_1307~01

 死ぬ思いでたどり着いた神社の拝殿、本殿。罰当たりなもので、参拝など一切せず。

 100827_1251~01 100827_1303~02

 

 グるりと見回ってからUターン。どこだ、旅館は。

 
 
 まあいいや。チェックインまでにはまだ二時間近くあるから、ゆっくりすごせる日陰を見つけて、読書するぞ。もう体力の限界なんだって。
 神社で読書するわけには行かないので、どこか良い場所はないかと探す。
 神社の階段の中腹あたりに、折れる道を発見。とりあえず行って見ようかと軽い気持ちで、ふらっと進む。
 
 100827_1307~02

 
 なにも調べてこなかった。
 ここがどんなところかなんて一切知らずにやってきた。
 そうだ、仮にも山。
 ここは山道なのだ。
 
 100827_1311~01 100827_1308~01


 
 道があるのか無いのか、急勾配の登ったり降ったりを繰り返す。ただでさえ足腰ガクガク。人も誰もいないし。例によってナメてたので水分などもってきていない。
 
 険しい道を進むと、ふと開けた空間に出た。ああ、来る前に看板で見た見晴台だと気づく。
 入り口には休憩する人がたくさんいた。木造の椅子やテーブルはたくさんあるが、みんな埋まっている。お昼の時間帯だったし、みんな弁当を広げて食事中である。
 座るところも無く、休憩できる場所を求めてふらふら歩くと、急に人がぱったりいなくなる。とても綺麗で開けた野原なのに、人が誰もいない。ちょっとした恐怖を感じながら、進んでいく。
 
 100827_1321~02 100827_1321~01
 

 
 絶景ポイントなのにどうして誰もいないのか。ちょっと前まではたくさん人がいたのに。
 その謎が究明される。
 
 100827_1325~01

 
 なるほど、スズメバチか。
 危険と書かれていれば、行かないわけには行かない。ぜひスズメバチの巣を写真に撮ってやろうと先に進む。
 よくニュースで「遊び心で絶対に近づいてはいけない」と言われているが、そういうのに反逆したくなる心理。あえてタブーを犯すのが流儀。
 だけど、決してまねはしないように。

 やがて見えてくる問題のあずま屋。当然、人はいない。
 ものすごく静か。異世界に迷い込んでしまったような感覚。
 恐る恐る近づく。

 100827_1329~01


 スズメバチの姿は無い。
 あずま屋の周りを調べるが、スズメバチの巣は見つからない。
 どうやら駆除後のようだ。
 
 100827_1328~01 100827_1327~01


 
 しかし!
 ブウン、という羽音が聞こえた。
 気づくと、周囲に数匹のスズメバチが出現した。
 やばい。
 あわてて退散する。
 
 だめだ。落ち着いて読書できる場所なんて無い。
 こうなったら、さっきの美人のお姉さんがいるお土産屋まで戻って、休憩させてもらおう。
 ということで引き返す。足はガクガク。戻るのも一苦労。息はよいよい、帰りは何たら。
 やっとの思いでお土産屋さんまで戻ってくる。
 小一時間くらい、若女将さん? と談笑しながらチェックイン時間を待つ。
 若女将さんが言うには「ロックガーデン」という場所が最大の見所だという。流行のパワースポットらしく、ここまできたら行かないのは損だという。しかし、見て帰ってくるには山道を二時間かけて往復する必要がある。
 もうだめ。そこまでの元気は無い。流行のパワースポットだし、テレビなどで紹介されて結構有名らしいが、もう足が動かない。
 
 チェックインの時間になって、名残惜しかったけど美人若女将に挨拶をしてお土産屋を出る。
 旅館はお土産屋のすぐ裏手にあった。チェックインを済ませる。一家でやってる旅館らしい。入り口に「○○様(当方の名前)」と書かれていたが、もう一方に「埼玉○○大学一行様」と書かれている。いやな予感。大学生たちが大挙して泊まるらしい。
 チェックインすると中学生か、高校生くらいの初々しい女の子が対応してくれる。
 部屋にたどり着き、ほっと一息。
 部屋はこんな感じ。
 
 100827_1518~03

 
 なにより、窓の外から見える風景が最高である。
 
 100827_1519~01

 
 部屋を一瞥すると、なにやら正体不明なドアがある。
 
 100827_1521~03

 
 開くとさらに向こう側に扉が。一体……。
 
 100827_1522~01

 
 さらに開くと、なんだこれ。そのまま森が存在する。別にテラスがあるわけでもなく、森の小径があるわけでもなく、開いた先は森。
 
 100827_1522~02

 
 何のための扉だ。以下は扉の外。
 
 100827_1522~03

 
 扉のことは気にせず、ゆっくりすごそう。
 この部屋は景色もすばらしいが、なにより小鳥たちのさえずりがすばらしい。まるで森の合唱団のように、窓の外からは鳥たちの歌声が聞こえてくる。ウグイスもいたよ。ほーほけきょって。
 ちなみにエアコンは無かったが、窓を開けると十分に涼しい。お風呂に入ってとりあえず夕飯まで読書をしようと思ったが、のんびりとした雰囲気に疲労も重なって一時間ほど熟睡。
 気づくと夕方六時。そろそろ夕飯の時間。
 大学生以外の宿泊者は一人だけらしく、大広間に一全用意された食事。大学生たちは別のところで食事を摂っているらしい。
 食事をする部屋からの景色も良く、のんびりしながら食事する。
 
 食事が終わって七時くらい。部屋に面した旅館正面の庭で、大学生たちが宴会してる。会話と笑い声がずっと聞こえてきて、静寂と森のさえずりの憩いが損なわれたが、まあ、若気の至り。騒ぐのも仕方ないだろう。でも、程々にしてね。
 森に面した静かな夜をすごすはずだったのに、ちょっと残念な思いをしたのは正直なところ。
 
 いやいやちょっと残念どころではなく、宴会は十二時を越えるまで続くのである。旅館の主はどうして放置してるんだろう。
 もう寝たいんだけど。堪忍袋の尾を切らして、十二時半くらい、庭で宴会する大学生たちに乗り込んでいった。
「すみませんが、夜も遅いのでほどほどにしてもらえませんかね」
 と乗り込むと「すみません……ご迷惑でしたか」としおらしい大学生たち。おっと、意外と良い奴らだ。早々に引き上げ準備にかかってる。
 怒ったりしてごめんね。もうちょっと丁寧に言えばよかったね。
 暗くて誰だかわからなかったが、それから三十分ほどして宴会は終わったようだ。
 思えば、おそらく旅館の主もその宴に参加していたような節がある。大学生たちの責任者と結構親しそうだったしね。怒鳴り込んでいったときも、旅館の主もいたかもしれない。だって、翌日、主人がそっけない態度だったもん。
 
 ようやく静かな夜が訪れる。
 深夜一時。
 窓の外からは虫の音。
 かすかな涼風。
 眠りに落ちる。
 
 いろんな意味で、本当に疲れたー!
 
 最終日につづく
 
 
関連記事

comment

[4]

すごく楽しそうです。

旅、私も行ってみたいものだ。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://momoirokumo.blog120.fc2.com/tb.php/45-d84048af

 | ~home~ | 

最近の記事


最近のコメント


カテゴリー


FC2カウンター

訪問者数:

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

ブログ内検索


RSSフィード


リンク

このブログをリンクに追加する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。